東京という場所でここまで焼肉人気が広がっているのは、味や特別感などの理由だけではなく、実は高い栄養素があるからという声もあります。なんとなく肉を食べ過ぎると体に悪いのでは?と思われがちですが、それは肉に限らずどのような食べ物でもいえることです。一つの食べ物だけを偏って食べ過ぎてしまうと、栄養が偏ってしまいますし、食べ過ぎてしまった分、他の食品を摂らないことにもなりがちといえます。「肉」とひとくくりにするのも問題があり、肉には牛肉から豚肉、鶏肉などがありますし、細かくいえば部位によって栄養価も違えばカロリーも違います。
ただ、東京の焼肉といえば牛肉というのが一般的です。ホルモンが好きな人は焼肉といえばホルモンと答える人もいるでしょう。ホルモンというのは肉の部位のことです。ホルモンの肉の種類は牛肉や豚肉であり、内臓部分を指します。東京の焼肉店によってホルモンは牛肉を取り扱っている場合もあれば、豚肉を取り扱っている場合もあると考えた方がいいでしょう。いずれにしても、牛肉というのは栄養価の高いことは間違いありません。だからこそ、夏バテをしているときに焼肉をしたり、BBQをしたりするのです。暑さで食欲が減退しているときに、焼肉は少しの量でも栄養価が高いこともあり食べると元気が出ます。
牛肉の栄養素は、たんぱく質、必須アミノ酸、ヘム鉄、ビタミンB2などのビタミンB群、カリウム、亜鉛などから構成されています。たんぱく質は三大栄養素であり、筋肉や臓器、皮膚や毛などが作られる成分であり、免疫力を高めたり、ホルモンや酵素といった体を調節したりする機能の主成分です。たんぱく質が含まれている食品の中でも牛肉は必須アミノ酸がバランスよく含まれていることは見逃せません。
たんぱく質が体内に足りないとどうなるのか気になるところだと思われますが、コラーゲンの生成が減ってしまい、肌のハリツヤが失われてしまいます。若々しくいたい場合はコンスタントに摂取したい成分であることは間違いありません。また、たんぱく質が足りないと筋肉量が落ちてしまうので太りやすい体質になってしまいます。年齢を重ねるとどうしても筋肉量が減ってしまいがちですが、それに拍車をかけてしまうと考えた方がいいでしょう。集中力が低下したり、むくみが出たり、免疫力が落ちてしまうので病気にかかりやすくなったりします。
ビタミンB2も多く含まれており、ビタミンB2には生活習慣病の予防と改善効果、ダイエット効果、糖尿病を予防する効果など幅広い効果があります。不足すると肌荒れや髪のトラブルが起き、口角炎や舌炎など口のまわりの粘膜に影響を与えます。眼精疲労や結膜炎など目のトラブルも起こりやすいので確実に摂取したい栄養素です。この他、亜鉛も含まれていますが、ミネラルの一種であり普段の食事で摂取しにくい成分です。味覚障害を防ぐ効果や免疫力を上げる効果、疲労回復効果などがあります。
これだけで見ても、東京で焼肉を食べることは食事を楽しむだけではなく、健康のためにも欠かせないことが分かります。牛肉には摂取した方がいい栄養素がたくさん含まれています。普段食べるときにはおいしいから食べるのですが、しっかり栄養を摂るために食べる意味もあるのです。もちろん、牛肉だけを食べ続けるのはよくありません。肉を食べるときは野菜を食べてバランスよく栄養を摂取したいものです。東京の焼肉店では野菜メニューも充実しており、新鮮な旬の野菜を使ったサラダや店内仕込みのキムチ、ナムルなどがあります。オーダーするときは、野菜メニューもいくつかオーダーするようにして、東京の焼肉を楽しむようにしてください。野菜では牛肉であまり摂ることができないビタミン類を中心とした栄養素が摂取できます。